| たぶん日本人は砂漠の砂を知らない。 わたしの知っている砂とは別の物質。 少なくとも砂じゃない。 ガスのように空気に馴染み、はるか彼方を濁らせる。 |
| | タバス市郊外の砂漠 【イラン】 |
| 泥とワラさえあれば良い。 昔の構えを崩して塗って、継ぎ足し継ぎ足し村ができる。 ここは、これまでずっと、これで良かったのだ。 ここは、これからずっと、これで良いのだ。 |
| | 砂漠のオアシス村ギャルメェの町並 【イラン】 |
| 泉が先か、樹が先か、鳥はどこから飛んできて、魚はどこから湧いたのか。 広い広い砂漠に完全包囲された、オアシスの不思議。 |
| | 砂漠のオアシス村ギャルメェ 【イラン】 |
| わずかに吹く風を、必死に手をのばして拾おうとする人々の町。 そうまでして、この砂漠に住みついた人々の町。 |
| | ヤズド市の旧市街の風の塔 【イラン】 |
| 中国や中央アジアのシルクロードで見てきた獅子像は、たてがみのない奇妙なトラだった。 なぜなら、笑ってしまうけれど、彼らはライオンを見たことがないのだもの。 この超大国にはライオンがいた。そしてここでも強さの象徴とされたわけだ。 やっぱり憧れちゃうくらい格好良いものなぁ。 |
| | アケメネス朝ペルシャ帝都ペルセポリス 【イラン】 |
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