旅の写文 人のテーマ 第6集
  家族・子供・仕事・生活など、人の写真にコトバを乗せて……
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  休日は家族でお参り。決して威圧的ではない、心から愛されているカリスマ。
 近代トルコの父の墓は、トルコの国土にあるすべての文明の建築様式を、
  折衷して建てられたのだという。
アンカラのムスタファケマルの廟 【トルコ】
 
     町を包む荘厳な雰囲気は、
   町人の信仰心の現れなのだろうか。
信仰心は、わたしに想像もつかない概念だった。          
 
 
 
メヴラーナ教団本拠コンヤ市の市場 【トルコ】
 
 
 監視員の海兵は、無表情ながら自慢げに案内してくれた。
  ここは、近代トルコを作り上げた独立戦争が行われた場所。
         美談を仕立て、歴史を刻むのは良い。
           争いでしか平和を「勝ち」取れない現実を、
                ここに見出せば、良いのだろうか、わたしには解らない。
チャナッカレ市海軍博物館 【トルコ】
 
 
 ドラマティックな独立戦争、ロマンティックなトロイ戦争、
   町興しは手探りのまま、結局のところどっちつかず。
        チャナッカレ市海岸通りのトロイの木馬 【トルコ】
 
 
 観光客には決して見せない、発展の心臓部。
         パックツアーで、ここには来るのかな?    
イスタンブール市ビジネスセンター 【トルコ】
 
 これいくら?
 セットで5リラ(350円)で持ってけドロボー。
 
イスタンブール旧市街の露天 【トルコ】
 
聖典に則り肉を屠って神に捧げる犠牲祭バイラム。
 この日、イスタンブールを分かつボスポラス海峡は赤く染まるという。
  モスクで、広場で、街かどで次々と首を刎ねられる家畜。
   下水には血が溢れ、アスファルトには赤い染みが続いていた。
 肉は弱者や貧者に分け与えられ、感謝のもと皆でいただく。
  生き物から食べ物に変わる瞬間、
   それは瞳に死相が現れた瞬間だった。
イスタンブールのモスク 【トルコ】
 
見たこともない世界へウッカリ足を踏み入れてしまったとき、
 既成概念は覆され、人はなぜか笑うことしかできなくなってしまう。
  本当にどうしようもなくなって、足は逃げ出したのだけれど、
   笑いがどうしてか止まらなかった。
 
イスタンブールの男たちの発展場 【トルコ】
 
 
七宝、酒、たばこ、美食。
 こうしてみると関税がかけられるものって、
  なくても死なないものばかり。
   それでも欲しくてたまらないものばかり。         
イスタンブール空港の免税店 【トルコ】
 
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