| 旅の写文 人のテーマ 第4集 | 家族・子供・仕事・生活など、人の写真にコトバを乗せて…… | ≪人:第3集へ | ▲旅の手記へ戻る | ≫人:第5集へ |
|
| 一糸一糸を手で縫って出来上がった作品には、 職人たちの思い入れが染み込んでいるに違いない。プレミアムと呼ばれる職人魂の値段が乗っかるのだ。 |
| | マシュハド市絨毯センターの作業部屋 【イラン】 |
| 髪を引っ張られても、蠅たたきで顔を引っぱたかれても、 なんでこんなに可愛いのかよぉ…。 万国共通、孫は目に入れても痛くないのだそうな。 |
| | 砂漠のオアシス村ギャルメェのゲストハウスを営む一家 【イラン】 |
| 生地は厚くてとても丈夫。肌触りも良く全体重を包み込む。あまりの安さに驚愕した。 シンメトリーを基調にした静かで力強い唐草文様は空間の雰囲気に素直に馴染む。 どんなに貧しい家でも絨毯のない家はない。どんなに小さなモスクでも良質の絨毯が敷き詰められている。 ここの人たちの生活に絶対必要不可欠な家具。そう思うと納得できた。 |
| | ヤズド市バザールの家具屋 【イラン】 |
| 角刈りヒゲヅラ男たち、チャドルを被った女たち。 シルエットが分かりにくいよ…。 |
| | シラーズ市の聖廟トイレ 【イラン】 |
| 街のオモチャ屋のショウウィンドウで見かけた赤ちゃんの人形。 夜トイレに行った時、薄闇にこの人形を見つけたら、恐怖する。 日本ではたぶん違うお店のショウウィンドウに飾られるんだろうな。 |
| | エスファハン市新市街のおもちゃ屋 【イラン】 |
| 夜になると、 男たちは水煙草をふかす。 娯楽場で女性の姿は 絶対に見れない国。 |
| | エスファハン市旧市街の喫茶店チャイハナ 【イラン】 |
| 男が修理しているのは、 言葉も分からない外国人が、どう勘違いしてか持ち込んできた腕時計。 持てる技術を使って修理を終えると外国人は満足したように笑った。 つられて堅い男の表情も思わずほころぶ。 外国人が取り出したのは七千リアル(約七十円)だった。 二千を受け取ると、残りの五千を外国人に返してまた笑った。 |
| | タブリーズ市内靴修理露天 【イラン】 |
| 彼はわたしを自宅に連れて来たかった。 頼りなさげに雨の中をさまよって疲れた顔をしていた旅行者のわたしに、 彼の幸せのすべてを見せたかったのだ。それが、最大のもてなしに違いない、 そう思ったのだ。 |
| | 国境の町マークーの民家 【イラン】 |
| カッコ付けるのもいいけどさ、 撮影依頼はさぁ……、 パンをゴックンしてからするものだよ。 そんなおじさんの瞳、キラキラし過ぎ。 |
| | 国境の町マークーの喫茶店チャイハナ 【イラン】 |
|