旅の写文 空のテーマ 第3集
  風雲・大気・天候・宇宙など、空の写真にコトバを乗せて……
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 はるかな太陽光線の青を奪ったのは空の色。
 はるかな太陽光線の赤と混じるのは空の色。
 天空にほど近い聖なる山にそびえる像は、
 空の色を吸い込む色。
ネムルート・ダアゥ山頂西側 【クルディスタン】
 
バスターミナルに降り立って空を見上げて一目でわかった。
     この町の人はきっと優しい。
 
 
 
シャンルウルファ町のバスタミナル 【クルディスタン】
 
 
 それにしても、すごい雲だった。
空と大地の狭間にもう一つの雲の世界。
カルス町を発つ遠距離バス 【クルディスタン】
 
煩わしい俗世からの解放。
      天に吸い込まれそうな絶対観念。
 
トラブゾン郊外スメラ岩窟修道院 【トルコ】
 
 
     お日さまのニオイのしみ込んだタオルは、
    好きなんだ。
サフランボル町公衆浴場ハマム 【トルコ】
 
 
   まだまだ、みんなが知らない色を、
      秘密のキャンバスは、隠し持っているのだ。
ヒッタイト帝都ボアズカレ村 【トルコ】
 
 
  灰色の世界が、にわかに色づいた。
   幾重にも重なる雲と大地の隙間から太陽が顔をのぞかせた、
    ほんの数十秒のことだった。
カッパドキアの薔薇の谷 【トルコ】
 
          空高く、人の好奇心の、花が咲く。
 
カッパドキアのギョレメ集落 【トルコ】
 
     本当にきれい。
       これを汚いと思うように仕組まれた脳みそを、    
          持っていなくてよかった。
 
シルクロードの旅の帰国便
 
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